ケアプラン第1表の文例集です!
ケアプランとは居宅サービス計画書のことです。
第1表の文例は「利用者及び家族の生活に対する意向を踏まえた課題分析の結果」の本人・家族の意向の部分、総合的な援助の指針の部分の記入例となります。
ケアプランってどうやって書くの?
文章にして表現するのが苦手だ…
ゼロから考える時間がもったいない!
といったケアマネージャーの皆様の一助になれればと思い記事を作成しました。
具体的な記入方法は下の記事をご確認ください。
文例は症状やケース別にまとめていきます。内容は目次をご覧ください。
できるだけわかりやすくまとめているつもりですが、ご意見がございましたら是非ご連絡ください!
随時更新中です。
認知症
本人の意向 | 家族の意向 | 総合的な援助の方針 |
以前は自分で買い物や料理をするのが当たり前だったけど、最近は忘れ物やミスが多くなってきちゃった。でも、まだまだ自分でできることはたくさんあるはずだから、できるだけ自分でやり続けたいな。 | 本人が自立して生活できるように、できることは本人と一緒に考えて、支援していきたい。本人のペースに合わせて、少しずつでもできることを増やしていけたらいい。 | 本人のできることを把握し、本人ができることから支援していく。自信や意欲の向上のために自分でできることが増やしていきましょう。 |
長年住み慣れた家で、家族や友人と過ごしたい。今ある生活を大切にしたい。 | 安心して暮らせる環境を整えてあげたい。本人の生活を維持できるように支援していきたい。 | 現在の状態や生活状況を定期的に確認し、必要な支援を提供します。本人が困っていることや不安なことがあれば、すぐに相談できる体制づくりをしていきます。 |
昔はよく旅行やスポーツを楽しんでたけど、最近は外出する機会が減ってきた。また元気に活動できるようになりたい。 | 本人の興味や関心を尊重したい。楽しく取り組めるものを見つけて、本人の活力につなげていきたい。 | 本人の興味や関心を把握し、前向きに生活してもらえるよう挑戦したいことに応じた支援を提供していきます。 |
家族や友人と過ごす時間を大切にしたい。 | 支えになれるようできることはしていきたいが、夫婦で共倒れにならないようにしたい。 | ご家族に支えてもらいながら無理をしないように介護保険のサービスを利用しましょう。本人の生きがいや家族の休息の時間も考え、友人との交流を促進するための支援も行なっていきます。 |
脳梗塞
本人の意向 | 家族の意向 | 総合的な援助の方針 |
以前は、仕事も家事も自分でこなしていたけど、今は何もできない。早く元の生活に戻って、家族や友人と過ごしたい。 | 本人が元の生活に戻れるように、できることしたい。本人のペースに合わせて支援していきたい。 | 適切な体調管理と、生活状況を整えながらできることを増やしていきましょう。 |
以前の自分に戻ることは難しいかもしれないけど、今ある自分を受け入れていきたい。 | 本人に今の状態を受け入れてもらい新しい生活を支えたい。 | 本人の後遺症に関する情報提供や相談支援を調整し、前向きに生活できるように支援していきます。 |
家族に頼りきりの生活は申し訳ない。一人で過ごせるようになりたい。 | 本人の負担を減らすためにできることはしたいが自分の仕事も続けたい。 | ご家族の負担を減らせるよう支援するとともに、できることも増やせるようにサービスを利用していきましょう。 |
以前は、旅行やスポーツが好きだった。また、新しいことにチャレンジしてみたい。 | 本人が新しいことにチャレンジしたいと思っているなら、応援したい。 | 家で安全に過ごせる環境整備を進めるとともに、以前の活動内容ができるように支援していきます。 |
転倒し骨折
本人の意向 | 家族の意向 | 総合的な援助の方針 |
最近は、家にずっとこもっていて、退屈で仕方がない。早く元の生活に戻って、外出や旅行を楽しみたい。 | 本人が元の生活に戻れるように、できることはしていきたい。手伝いたい気持ちもある。 | 本人の状態や生活状況を定期的に確認し、できないことを支援します。自信や意欲を持てるよう自分でできることが増やしていきましょう。 |
転倒した時の痛みがまだ残ってる。痛みがなくなれば、少しずつできることが増えるかな。 | 痛みが少ない生活を送れるように、医療や福祉の専門家に相談していきたい。 | 定期受診で痛みの原因や改善方法を確認しながら痛みが緩和できるよう適切にサービスを利用していきましょう。 |
家族がいつも私の世話をしてくれるのが申し訳ない。家族の負担を減らしたい。 | 本人の負担を減らすためにできることはしたいが介護保険のサービスも使いたい。 | 家族の介護負担を軽減するサービスを利用しながらできることを増やしていきましょう。 |
もう一度転倒したら、もっと大きな怪我をするかもしれなくて恐い。 | これからは転倒しない生活を送ってもらえるようにして欲しい。 | まずは本人が転倒しやすい場所に、転倒防止対策を行いながら安心て過ごせるようにしましょう。少しずつ活動の範囲を増やしていけるように支援します。 |